がん患者様やご家族の方は、発病から治療の経過、また再発や転移時など、様々な場面でつらさやストレスを感じます。
緩和ケアでは、患者様とご家族が少しでも快適に過ごして頂けるよう、医学的な側面に限らず、色々な場面で幅広い対応をしていきます。
その手段の一つとしてマッサージやはり・お灸やコミュニケーション、そして何よりも患者様の近くに寄り添い、出来る限り側に居る事で少しでも痛みやQOLの向上につながればと思います。

長期療養による筋肉の萎縮・筋力低下等に伴い、身体の各部位に痛みや重だるさなどを感じていらっしゃる方、リンパ浮腫、呼吸時の不快感など大変様々な症状と向き合っていらっしゃる患者様が大勢いらっしゃいます。
そうした様々な訴えに対して充分なコミュニケーション（どこが(部位)どのように(性質)どれくらい(強さ)）の中から痛みのポイントや浮腫などに対して効果的な刺激を選び、身体の痛みや筋緊張を緩め、各関節への運動法などの実施による筋ポンプ作用の向上とリンパ液還流促進による浮腫の改善も期待できます。

主治医と連携をとり、患者さんのお体の状態を把握した上での施術となります。ご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します。